イルフ童画館企画展「版画家の眼 川上澄生と武井武雄」

イルフ童画館企画展
「版画家の眼 川上澄生と武井武雄」

川上澄生チラシ表

川上澄生チラシうら

会期 2013年2月1日(金)〜4月16日(火)
※木曜休館 9:00~18:00
会場 イルフ童画館
http://www.ilf.jp
長野県岡谷市中央町2-2-1
電話0266-24-3319
JR中央線「岡谷」駅下車、徒歩5~7分

入館料 一般800円、中高生400円、小学生200円
※団体割引のほか、諏訪6市町村・岡谷市に在住または在学の学生には無料特典あり。
詳細は、イルフ童画館サイトにてご確認下さい。

二人の版画家、川上澄生(1895〜1972)と武井武雄(1894〜1983)には、長きにわたる交流がありました。
この企画展では、子供や身近な暮らしへと向ける両者のまなざしを意識しつつ、それぞれの創作を対比させることで、個性のコントラストを浮き彫りにしています。
川上の色鮮やかな南蛮趣味の木版画など代表作をはじめ、トランプ作品や「ろまんちっく千代紙」、武井の「おもちゃ絵諸国めぐり」「愛蔵こけし図譜」や歌留多屏風・ミニアチュールなど、愛らしい作品の数々。そして贅をこらした年賀状やクリスマスカード、蔵書票、木版画の版木やスクラップブックといった貴重な逸品も見逃せません。
本好きにとっては嬉しい、武井武雄刊本作品や超豪華本『地上の祭』のほか、美しい装丁本や限定本などの書物作品も並んでいます。二人の卓越した版画家の手仕事が堪能できる内容です。

*ワークショップ/蔵書票集を作ろう!
美しい版画蔵書票15枚を貼り込んだ、豪華な蔵書票作品集を作ります。
蔵書票は泉孝次さんの謄写版(ガリ版)多色刷りの実物で、かわいい郷土玩具を題材にしたものです。
たくさんの蔵書票を並べて楽しみましょう。

workshop

講師 田中栞(日本豆本協会会長)
日時 2013年3月30日(土)
〈1回目〉10:30~13:30
〈2回目〉14:30~17:30
※各回、同内容です。
ご都合の良い方の回をお選び下さい。
参加費 2500円(材料費込み、道具貸与)
定員 各回10名
※イルフ童画館へ、ご予約をお願いします。

*トークイベント/川上澄生と武井武雄
出演 関根烝治(愛書家、第8代日本書票協会会長)
案内役/イルフ童画館学芸員さん、
田中栞(日本豆本協会会長)
日時 2013年3月31日(日)14:00〜16:00

関根烝治さんは、かつて川上澄生が愛蔵していた武井武雄刊本作品群を、いま大切に保存しています。
川上・武井という二人の版画家と交流のあった関根さんに、ゆかりの品を披露してもらいつつ、川上旧蔵刊本作品を入手した経緯や、当時の貴重なエピソードを伺います。
関根さんの蔵書票コレクションなど、美しいお宝作品も間近で見られます。